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2009-04-09     カテゴリ  《 奈良・県立矢田自然公園 》

《ふるさと絵日記》 (郡山) 矢田山を歩く -矢田寺から矢田山へ (1) (2008.5.4)

矢田寺
大和郡山市の西部、矢田山の中腹、県立矢田自然公園内にあり正式には金剛山寺と言い日本最古の延命地蔵菩薩を安置しています。

今から約1300年前、大海人皇子(おおあまのみこ)が壬申の乱の戦勝祈願のため矢田山に登り、天武天皇として即位したあと、白鳳4年、七堂伽藍48カ所坊を造営したことに始まります。
以後、満米上人により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心地として栄えてきました。
境内には1万株のあじさいが植えられてあじさい寺とも呼ばれます。

→  矢田寺
県立矢田自然公園
県立矢田自然公園は奈良盆地の北西部を南北に伸びる矢田丘陵を中心として、南の斑鳩の里・法隆寺から北は富雄霊山寺に及ぶ一帯で、面積は520haで区域内には、北から霊山寺・東明寺・金剛山寺(矢田寺)・松尾寺などの史跡名刹があります。
公園の西側は金剛生駒紀泉国定公園、東側は奈良盆地をはさんで、大和青垣国定公園があります。

矢田山から大和青垣 (大和の周囲を取り囲む山は生け垣のように「大和青垣」と呼ばれます)

あじさい寺・矢田寺(金剛山寺)から矢田山へ 2008.5.4


バス停

参道のつつじ

矢田寺


同行二人

矢田山四国

お地蔵さん

たんぽぽを集める子供
矢田山に登りたいなと思い昼過ぎ、歩いて矢田寺へ。
横山口を過ぎるとあっけなく矢田寺前のバス停に到着。こんな近かったかな。
遠回りをしたのに1時間もかかっていない。中学校の時はかなり時間がかかったと思うのに。

参道を歩いていくと大きめのお地蔵さん、ほんとうにどこに行ってもお地蔵さんが多い。矢田寺なので特にかな。
山門へ。金剛山寺と石標で正式名が金剛山寺だと思い出す。
人がまばらに降りてくる。あじさいまではまだ日があるがそれでも観光客はいるようだ。
それにしてもきれい。昔のイメージが思い出せないほどきれいになっている。
山門をくぐって写真を取りながら10分ほど登って見なれた大門坊の前に。父や先祖が入っている千体地蔵の千仏堂。

境内はツツジがいっぱいで美しく整備されている。
鐘楼の前に大きなお地蔵さんが造られていた。水子地蔵。
隣に重要文化財「春日神社」とある。こんなんあったかな・・

本堂から登る道があった。「矢田寺へんろ道」と書かれている。高い杉の木立の間を抜けると御影道へ。もう上に行けないかと思ったら御影道の横に登る道があったので登る。
矢田山四国と書かれたお地蔵さんがいくつも出てくる。四国のお寺の名前が書かれている。
雰囲気がいい。木立がとぎれて山道を登る。さりげなく整備されているし、人が通ったような雰囲気もある。

どんどん進み登っていく。「がんばってください」と札。
視界が開けて大和平野が見渡せるようになった。若草山が見える、大仏殿も見えた。これまた感動。
見渡すとすでに頂上付近にいるもよう。

少し行くと頂上と思える高さになった。「同行二人」の札とともに頂上のお地蔵さん。
遍路は弘法大師が厄払いのために修業地や寺を巡って祈願したことに始まるという。そのため一人で巡っても弘法大師と一緒に巡るという意味で「同行二人」とする。

これで今日の目的は達成したので下山する。元来た道をたどって御影道へ。僕と交代のように二人組が登っていった。
案内板に気づく。「矢田寺 四国八十八カ所霊場めぐり」と書いてあった。あ、そういうことだったのか。
深圳のミニチャイナのようなものか。矢田山を巡って四国八十八カ所を巡った気分になるというような・・
そして僕が通ったのは一部で全体はもっとありそうな感じ。後日また登ってみることにしよう。

松尾寺といい矢田寺といい、どこもかしこも美しくなっていて嬉しい。なにより、これらのお寺が観光だけでなく生きているお寺だというのが一番うれしい。

帰り、民俗公園へ寄って写真を。ちょうどタンポポをとって遊んでいた子供の写真をとる。可愛い。

14200歩


そして8日に再び訪れ、矢田山四国を札所第一番から歩いてみました。とてもすてきなコースでした。
でも・・・
ネットで調べてみると少し離れたところに矢田山頂があり、展望台があって生駒山、金剛山などが見渡せるとのこと・・・
ショック。でも次回の帰省時の楽しみに。


日記 「矢田山を歩く」 おわり
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